いまさらSkypeInに意味があるのか?

開始時期は「まもなく」とのことだが、日本でも一般電話からSkypeに着信できるSkypeInが始まるそうだ。

「日本でもSkypeIn,050番号をスカイプが提供へ」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060207/228722/
以前、他の方法がなかった頃には、これを待ち望んでいた。しかし、VoIP事情に詳しいユーザにとっては、もはや目新しいものでもなくなりつつある。

「アジルフォン」
http://agilephone.jp/
日本版SkypeInの050番ではなくて、東京03番号を持てるプロバイダフリーIPフォンサービス。日本版SkypeInは3ヶ月単位1500円となりそうだが、アジルフォンは1ヶ月単位500円で固有03番号が利用可能な上、この500円に1000円分の無料通話が含まれている。そして、専用ソフトを使うしかないSkypeと違って、ソフトフォンでなくIPハードフォンも使えて、動作保証はないものの汎用ソフトフォンも使える。Skype同様、携帯などへの転送も可能だ。私は当然ながら、AGEphoneにアジルフォンのSIP情報を設定して使っている。

唯一、Skypeの方が有利であろうことは、ナローバンドに強いことだろうか?PCのCPU性能さえしっかりしていれば、Skypeはダイヤルアップ回線でもクリアに通話できるのだ。アジルフォンではこれは対応Codecの問題で無理だ。

通話料ではVoipBusterやVoipStuntがより安いし、着信機能ではアジルフォンの方がより有利だ。そういうわけで、私のSkypeの用途はプレゼンス機能とチャット機能だけになりつつある。