Unihertz Titan Slim
Unihertz Titan Slimが一昨日(7月22日)、出資していたKickstarterから届きました。
振り返って4ヶ月前、Planet ComputersのAstro Slide 5G TransformerをIndigogoで入手してからというもの、これをなんとかメイン端末として使いこなそうと、七転八倒してきましたが、疲れました。あくまで個人の感想ですが、無理です。
誤動作を繰り返すタッチパネル、事実上死んでいる指紋認証、ヘッドフォン繋ぐと雑音ゴリゴリ…。これって、バグだらけでは?
そこへ届いたTitan Slim、正直、大きな期待はしていませんでした。事前に公開されていたメディアの各レビューもそれほど褒めていませんでしたし。スペック的にも、古くて遅いSoC、古いOS、重くて分厚い本体、小さ過ぎるキーボード、ヘッドフォンジャックの欠如、5Gの欠如、FeliCaの欠如と、ネガティヴな条件ばかりが列挙されていました。
ただ、あくまで個人の感想ですけど、私としては、Unihertzという会社によい印象がありました。過去にATOM、Jelly 2と二台、いずれもKickstarterで入手しています。このうち、Jelly 2が特に使いやすくて、二年半経った今も肌身離さず持ち歩いているのです。
そんなこんなで、なんとなく期待していたTitan Slim、実際届いてセットアップしてみた結果、「こりゃええ!」と驚喜乱舞しているところです。
分厚くて重くてスリムじゃないといわれたサイズ感は、実際に持ってみたところ、いい感じに手に収まってくれます。
動作は確かに早くはありませんが、許容範囲だと感じました。同封されていたアダプタを使って有線ヘッドフォンを接続してみたところ、Jelly 2同様、非常にクリアに聴こえます。実はBluetoothヘッドセットのUnibudsもオプションに付けて買っていたのですが、こちらは音質では有線に敵わないものの、十分よく聴こえますし、耳へのフィット感も良好です。3.5mmヘッドフォンジャックがなくても、やってゆけそうな気がします。
最も肝心なキーボードですが、配列がUnihertz独特で、これは慣れるまで多少の時間がかかりそうです。「,/、」と「./。」は逆であるべきなのでは?しかし、一昨日の到着からすでに二日、このキーボードでメッセージや長文を入力してみましたが、Astro Slide 5Gよりも、たぶん、いける!これはいける!
配列でなく、キーそのものの出来は、あくまで個人の感想ですが、プチプチと押し込みの感触が明確で、非常に快適です。端っこのキーが押しにくいという問題はあるものの、押し間違いや、押したつもりが押せてなかった、などのミスは今のところ皆無です。あくまで個人の感想です!
昨日(7月23日)になって、Jiro_aquaさんがUnihertz Titanシリーズ専用の日本語入力アプリ「AquaMozc」をTitan Slimに対応させてくださいました。秒でインストールいたしました。これが、また、もう、えもいわれぬすばらしい出来で、私の中でTitan Slim >>>>>>越えられない壁>>>>>>>Astro Slide 5Gが決定した瞬間となりました。
褒めるところは他にもあります。指紋認証がまともで起動しやすい。電話アプリにイマドキ珍しい通話録音機能があって、仕事にも使える。ストレージが256GBもあって安心。赤外線も付いてて、テレビやエアコンのリモコンにもなる。
思えば、物理QWERTYキーボードを備えたモバイルデバイスを求めて、このブログを開設した頃から彷徨を重ねてきたものです。そもそも、タイトルの「JASJAR…」からして、当時の我が愛機であり最高峰QWERTYスマートフォンだったわけです。
BlackBerryの終焉とともに人類はQWERTY端末という技術を失い、長い黄昏の時代に入ったかと思われましたが、まだ、希望は失われていなかった!Unihertzさま、次もよろしくお願いいたします!!