Planet Computers Astro Slide 5G Transformer
2年近く待たされた末
一昨年、出資してひたすら待っていた端末が、ようやく届きました。
QWERTYハードキー端末の信奉者としましては、この端末か、Unihertz端末ぐらいしか選択肢がなくなってしまった昨今、じりじりしながら待っておりました。
火曜日に届いて、土曜日現在までに気が付いたことなど、記して行きたいと思います。
まず、前提として、私、Planet Computers社のQWERTY端末シリーズを使ったのはこれが初めてでございます。前作、前々作を手にしておりません。その上で、初めて端末を手に持ったときの感想は、「うわっ、重い」でした。
今まで使っていたメイン端末はOPPO Find X2 Proで、これも自分としては重すぎて、大きすぎるというのが不満でしたが、当然ながらAstro Slideはその1.5倍ほどあります。
過去の他社製QWERTYハードキー端末はJASJARをはじめとして重量級を何台も使い続けて来たはずなのですが、すっかり身体がなまってしまっていたようです。反省。
長印記号問題
過去のQWERTYのどれともキー配列の異なるPlanet Computers社端末の特徴は、長音記号「ー」がワンタッチで入力できないことです。具体的には、「Shift+ね」と二つのキーを叩く必要があります。
これが面倒くさいので、ワンキーで「ー」を入力するTipsがないものかと探してみました。見付けたのはこれです。
ところが、これ、適用してみたところ、私の環境には合わないことが判明いたしました。右シフトキー一発で「ー」が出力されるようになるのですが、それ以外の、記号キーがすべて、ハードキーの刻印と合わないようになるのです。
たとえば、「Shift + 2」ではハードキーでは「”」が出るはずなのですが、実際には「@」が出力されます。これってつまり、US Englishキーボードのキー刻印ですよね?私のは日本語キーボード版です。かな刻印なんて要らないので、英語版にしようと思ったのですが、注文時に間違えた。
Astro Slide 5GのUS英語キーボード版を注文された皆さまには朗報かも知れません。上記「Gemini PDAのキーボードレイアウトを変更するやつ」アプリの導入で、長音記号「ー」が右シフトキー一発で入力できるようになるかも知れません。ぜひ、お試しになって、結果を教えてくださいませ。
入力アプリ問題
さて、そういう、「ー」が一発で入力できないキーボードとは言え、ハードキーの出来映え自体は申し分なく、このキーでどんな日本語入力アプリを使って作文すべきかが次の問題です。
Gboardを使うのが一般的らしいのですが、私には、変換の手順その他が慣れません。そこでATOKを入れました。変換はもちろん賢いです。
ATOKには、「ハードキーボード優先」という設定があります。ハードキーが接続されたときにソフトキーが出ないようにする設定です。一見便利そう。しかし、Astro Slideではこれは致命的になります。と、いうのは、私たちは縦画面でこの端末を使うとき、ハードキーをスライドして隠してしまうからです。
ハードキーは隠されていても、ATOKは「ハードキー接続状態」と認識してしまうので、ソフトキーボードは表示されません。ですから、縦画面で入力する手段がなくなってしまいます。
そこで、せっかくですが、「ハードキーボード優先」のチェックを外して使用するようにしましょう。その場合、横画面にしたとき邪魔なソフトキーが表示されるのですが、ハードキーを実際に叩き始めると消えます。そして、候補を選択してエンターキーを押した瞬間に、またソフトキーが出現します。邪魔だけど、私はとりあえず、表示されるソフトキーのサイズを最小に設定して凌いでいます。
ATOKの日英切り替えは「Alt + Space」です。Astro Slideの「Alt」はSpeceキーの左隣で「Planetマーク」になっています。
他には、「Wnnがいいよ」という噂も耳にしております。
くたびれたので、ここで公開にさせていただきたいと思います。さらに気が付いたこともありますので、「その2」でのちほど。