リリース99は永遠に!圏外も永遠に…

16日の投稿にコメントを付けてくださったKさんの説明を受けて、(→http://d.hatena.ne.jp/shamil/20060216/1140080602#cDoCoMoに再度、問い合わせをしてみました。

昨日、HSDPAの内容についてやはり電話で問い合わせたときは「ご案内できません」とあしらわれてしまったので、今日はDoCoMoローミング契約を結んでいる独T-Mobileの1ユーザとして、「将来的にT-MobileMDA PROなどの機種で、FOMAネットワークに接続できるようになるのか?」と、訊いてみました。T-Mobileのフラッグシップ機種MDA PROはJASJARの同型機です。

答えは、「No」でした。DoCoMoとしては、現在使っている基地局の規格を変更したりしてはいないということです。9月から始まるHSDPAも、基地局の改修を進めているのは間違いありませんが、規格を変更したりするものではなく、(そもそもHSDPAは音声通話に関係ないし、W-CDMAのR99パケットとも混在することになる)基地局を増やしてエリアを広げる努力は続けているものの、すでにある基地局を取り替えたりはしていないとのこと。

K氏にご紹介受けた記事(→http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0506/10/news097.html)によりますと、去年の6月、DoCoMoは逆に、現在のFOMA W-CDMA網を国際標準化する方向性でGCFの登録を受けています。こうなると、今後新たなW-CDMA携帯端末がGCFに登録されるには、FOMA網でも接続できなければなりません。FOMAに繋げられないJASJARの方が、これ以降は国際標準を満たしていない、ということになるのだそうです。


NokiaMotorolaが現在作っている新たな端末はFOMA網に繋がるそうですから、Windows Mobile5.0、QWERTYキーボード搭載のスマートフォンMotorola Q」なら、FOMA網で使える予定なのでしょう。夏にはHTCがFOMAを出すそうですから、HTCもこれからはFOMAで使える端末を出してゆくのかも知れません。
 

一方、そんな政治に操作された国際標準化規格団体の登録を重要視しないメーカーは今後もFOMAに接続できない端末を作り続けるものと思われます。日本で売る、という前提がなければ、必要のない仕様ですから。逆にGCFの登録を受けていないVodafoneの方は、たとえSIM Lockを解除してもFOMA網では接続できない端末を、今後作り続けるということでしょうか?

とりあえず、JASJARを使い続ける間は、メインの携帯番号をDoCoMoに持ち運びで移すということはしないことにしました。あ〜あ、当分一台で完結というのは難しそうだなあ。