汎用クラムシェル型決戦兵器

帰国後、バタバタしたり、ぼんやりしたり、ボー然としたりしていましたが、夕べ一晩掛けて、JASJARのROMを最新のものにアップデートしました。確かに、今までより動作が速くなった気がします。今回はAtokがPocket PC2002版ではなく、風の噂版(Si●marionⅢ版)になっています。操作法がずいぶん違うので戸惑いましたが、快調です。おかげでDefSIPChangerが要らなくなりました。縁の下の力持ちやってくれて、今までありがとう!
現在のところVodafoneのデータ通信関係が割引なしなので、本格的な運用は来月からにするつもりです。Bluetooth Modem経由のDoCoMo PHS @FreeDを使った通信は大丈夫ですけど。
話題のPush mailも試してみるつもりですが、これまでに聞こえている話ではSeven Mail(http://support.smartner.com/content/display/SUPPORT/Always-On+Mail+Editions)とどう違うのか?ActiveSyncを必要としない分、企業ユーザでない私にはSeven mailの方が便利じゃないのか、などと考えています。技術的にはすごいことなんでしょうけど。
他にも、噂のDual SIM化ですとか、これからやってみたいHackがいっぱいあります。ひょっとして、旧ソ連某国に赴任することになったら、DoCoMo PHSは役に立たなくなりますから、こうしたHackが役に立ってくれるはず。

Japalopersの手によりJASJARの運用法が確立されるに連れて、DefSIPChangerを初め、これまで必須だったものが要らなくなってゆくケースが増えてゆきます。そういえば初めはHappy Tapping Keyboardも入れていました。ハードキーボードでの入力があんまりに快適なため、ソフトキーボードをまったく使わなくなってしまい、アンインストールしてしまいました。WILLCOMW-ZERO3の方はキーボードの出来がそこまでよくないので、ポートレート画面でソフトキーボードを使うユーザも多いと聞きます。次に要らなくなってゆくのはBluetooth Modem端末でしょうか?


写真はモスクワの空港のロビー。シェレメチエヴォ空港には中二階に二ヶ所だけコンセントの使えるところがある。その前を占領して寝袋を広げ、PCのスピーカーで音楽を鳴らして弁当を広げて28時間、快適に過ごした。

W-ZERO3とHTC Universalは似ているようにも見えますが、まったく別のジャンルの製品だと考えています。W-ZERO3にとって、通話・通信はその機能がすべて、本体と別にW-SIMに搭載されており、あくまで付け足しです。とりわけ電話としての通話機能は、喋れるだけめっけもの、着信できなくても仕方がない、という程度の扱いです。ところが、Universalの方はあくまで電話・通信機器として作られています。
ただし、「手軽で便利」には作られていません。なにしろ携帯するには大きすぎ、片手でパカッと開いて喋って、終わるとポッケにねじ込むなんてできやしません。その代わり、世界中どこへいっても、どんな通信インフラの環境でも、つまり、「いつでも、どこでも、誰とでも」通信を確立することができるよう、最大の技術を注ぎ込まれています。Universalがなににおいて優れているかといえば、それは汎用性だと思います。日常の用途というより、なにか変わった環境に置かれたとき、いざ、というときに役に立つよう作られているのです。それは、海外多数の国、先進国も、途上国も、あっちへこっちへと移動して暮らしている私には不可欠な要素です。
エンターテーメント、つまり動画や音声ファイルを再生したり、ゲームを楽しんだりするのが重要な人には、私はW-ZERO3をお勧めします。そして、汎用性の高い通品機器を必要としている人にはUniversalをお勧めします。