中国のモバイラー

今回、中国・上海のモバイラーLくんと交流を持つ機会がありました。と、いっても、向こうは英語が一言も話せず、私は中国語が話せないので、ものすごーく意思の疎通は限定されたものだったのですけど。
それぞれの国の通信事情が異なっているので、関心を持っているモバイルデバイスも全然違うみたいでした。まず、3Gのない中国ではUniversalもHermesも、そんなに話題になっていないみたい。簡体字中国語を入力する快適な方法が開発されていないことから、QWERTYのフルキーボードにも特に人気があるわけでもなし。むしろ、手書き入力で漢字を認識する性能が重要らしいです。
XDA-Developers.comなどをみますと、中国、香港、台湾、シンガポールからの投稿もいっぱいあって、英語が分かる人たちは少なくとも日本のW-ZERO3しか知らないモバイラーよりも進んだ知識を持っているようでしたが、中国語だけで情報収集する大多数の中国モバイラーの間では、イマドキのデバイスのほとんどはオーバースペックになってしまうのかも?
そうすると、Windows Mobile5.0である必要って、そんなにないみたいで、Lくんが暗黒市場を分け入って見つけてきた掘り出し物は、99年発売のWindows CE3.0マシンでした。

それが、これ。Orange Video Phone。詳細不明ですが、たぶん、重量500グラムぐらい。GSM回線でVodeo通話ができるらしいです。