DoCoMoとイー・モバイルの微妙な関係

DoCoMoもいずれはデータ定額をやってゆけねばならないと理解しているはずですが、FOMAのW-CDMA網は帯域がいっぱいいっぱいで、データ定額をやるとすぐパンクするらしい。しかし、音声通話の帯域ならまだ増やしたい…
イー・モバイルは来年からDoCoMoに音声通話部分だけローミングしますが、これはDoCoMo側にとって、帯域の足りないデータ通信を自社網で定額提供してくれて、余裕のある音声通話部分を2次販売してくれる、美味しい話でもあるわけです。イー・モバイル側にとってのエリア上のメリットだけが大きく語られているような気がしますが、実は持ちつ、持たれつの関係です。そして、とりもなおさず、これはDoCoMoが少なくとも3Gの間はHSDPAになろうが、HSUPAになろうが、2010年のローミング契約終了まではデータ定額をやる可能性がほとんどない、ということになるかと思います。