真の片手入力

停電の夕刻、あたりが見えなくなる頃、緊急性の高い仕事の電話が知人のNokia1110にかかってきました。1110を手渡され、口頭で伝えてくる数字を書き留めます。そのまま、日本へ連絡しなければいけません。そこで、メモのために思わずE61を取って、後悔しました。
左手に別の電話を持って耳に当てながら、メモに数字が入力できないのです。慌てて暗闇の中、左手の電話をスピーカーフォンに切り替えて、両手を使って入力を始めましたが、Nokia1110のスピーカーフォンは性能が悪く、聞き取るのに骨が折れます。特に、相手は外国人で英語の専門用語の発音が「P」といっているのか「T」といっているのかすら、よく分かりません。仕事ではやはりJASJARでなければ多くの場面で私には無理です。「ストレートなら片手で入力ができる」と、いうのは遊びのメールのレベルで、業務文書ではむしろキーの絶対数の多いJASJARのキーボードの方が片手入力が可能なのです。新iPaq 912を買うつもりになっていましたが、ぐらついてきました。

2007年10月16日午前5時17分