愛国機EX600の悲劇

純正日本語GSM Windows Mobile Phone EditionのEX600ははっきりいってあんまり評判がよくない。デザインがダサい。電話機能がお粗末で音声が回り込む。その他もろもろ…
しかし、そんなEX600にも、他のデバイスにない、だれにも真似できない取り柄がありました。それは、<Skypeの音声を背面スピーカーではなく、受話器から出せる>ということです。


これは英語版のSkype音声出力先変更設定画面

JASJARでも、hTc Zでも、せっかくSkypeが実用レベルに使えながら、乗り越えられなかった壁を、EX600は易々とクリアしていたのです。なんにもできないEX600だけど、Skype Phoneとしての使い勝手は、だれにも負けない!その、類い希なるアドバンテージを久しぶりに味わおうと、EX600を借りてきました。

まっさら、なんにもインストールしていない状態のEX600に、Skype for Windows Mobileをインストールし、通話テスト。おかしい。音が小さい。いやな予感は当たりました。音声はばっちり、背面スピーカーから出ていたのです

EX600が今年の春にデヴューしたとき、Skypeのバージョンは確か1.2でした。今は2.1。そう、EX600のバンドルアプリ「Skypeシーバースイッチ」は最新のSkypeに対応できていなかったのでした。

ネットの情報を漁ると、解決策がありました。1)まず、古いSkypeをUninstallせずに、Skype.exeのファイルだけを削除する。2)その上から最新のSkypeをインストール。3)古いSkype関連のレジストリを探し、新しいファイルのものにリネームする。
なるほど、いいんですけどね。Skype for Pocket PCのバージョン1.0だとか、1.2なんて、保存してないよ!!!

ああ、愛国機EX600がいよいよ取り柄のないマシンになってしまった…(>_