DoCoMo PHSの後継

わざわざ名義変更してもらって契約したDoCoMo PHSを使って、2年目になります。が、来年の秋でサービスを終了するとのこと。ここのところずっと、DoCoMo PHSが使えなくなったあとのデータ通信を何で賄おうかと考えていました。

現在凍結中のWillcomは、少なくとも私が使っていたとき(今年初めまで)は、DoCoMoに比べてどうしようもなく劣りました。回線交換DoCoMoに比べて、パケットのWillcomが品質で劣るのは仕方がありません。

ここへきて、WillcomW-SIMが高度化PHS通信規格「W-OAM」に対応したというので、ちょっと期待しています。じぃさんが実験したとき、x2 64kbpsのWX310KとPCをBluetoothで接続した状態で、PC上のSkypeで音声通話が正常に行えました。Skypeというのは一方で、デバイス側のCPUパワーが、もう一方で通信速度の安定が重要です。実は、通信速度は二の次です。Skypeには優れたナローバンド用のCodecがありますから。W-OAMは安定した通信速度を確保しやすいのだそうで、Skypeの使用をはじめ、通信品質の向上に貢献するのではないかと期待しています。

イーモバイルアイピーモバイルがデータ通信サービスを始めるというので、期待してはいますが、たとえばHermesシリーズをW-CDMAの3G回線でSkypeに使っても、環境によって通話が成立したり、しなかったりです。パケット方式というのは、ことほどさように不安定なものだということでしょう。それからすると、わずか64kbpsの速度で確実にVoIP通話を成立させるDoCoMo PHS回線交換は、本当にコストパフォーマンスの優れたサービスだと思います。