@FreeD後継サービス

DoCoMoが64Kbpsパケット定額サービスの概要を発表しました。
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/070427_01.html
思った通り、定額アクセスポイントが設定されるだけで、定額外であればHSDPAやW-CDMAの384Kbps〜3.6Mbpsの通信も可能になっています。税込0.021円/Pktの従量課金ですから、SoftBankよりは安い。
予想外に使えそうなのは、専用端末ではなく、HSDPA対応のFOMA端末であれば対応するとしているということです。つまり、HSDPAの音声端末をSIMを入れ替えることで使い分けることもできます。ただし、FOMA網のHSDPAは海外のジェネリックHSDPA端末では使えないようです。これもFOMAの「独自仕様」のせいで。だとすると、hTc Zなどは使えないのかも?
PHS@FreeDは年間契約で月額4200円でしたが、こちらはそういった縛りなしで4200円/月のようですから、サービスが進歩したといっていいかと思います。あとは、他のプランとの間で変更が可能か、休止が可能かで、使い勝手が決まってきそうですね。@FreeDはこれがまったくできませんでしたから。
@FreeDに比べて後退したのは、@FreeDが無料でMoperaが使えたのに対して、このサービスでは別途MoperaUなどを有料で契約しなければならないことです。月額4200円といっても、MoperaUが月525円別にかかりますから、実質4725円となりそうです。

つまり、あれだ。現在HSDPA対応FOMA音声端末を使っているユーザは全員、現在のSIMをMNPSoftBankホワイトプランへ移行して、別途FOMA64Kbpsパケット定額を契約するが吉。FOMAでHSDPAとBluetoothに対応しているのはP903iX HIGH-SPEEDだっけ?

HSDPAといえば、ITmedia +DがSoftBankのHSDPA端末のスピードテストを実施しています。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0704/25/news080.html
あきれたことに、HSDPAの速度なんて、全くの嘘だったという結果が出ています。回線はHSDPAに対応しているが、端末のキャパが対応していないということで、これは「HSDPA対応」といってはいけないでしょう。まさに詐欺です。SoftBankの端末では、HSDPA対応端末はX01HT一機種だけというべきではないかな。そもそも、端末内でだけ利用できるHSDPAなんて絵に描いた餅でしかありませんけどね。