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ラゴスで、泊まっているホテル周辺のプリペイドカード売りを当たってみたところ、MTNのSIMは売っているのに、Gloはありませんでした。街中の看板もMTNがほとんどで、GloのBlackBerryの看板は港近くで一度見たっきりです。
アブジャやイバダンはGloのBlackBerryの看板でいっぱいだったのに。
ウェブサイトで見るとGloはGPRSのエリアが広いのが売りみたいでしたが、ラゴスの滞在先のホテルでは「G」マークが出ませんでした。ひょっとして棲み分けみたいなものがあるのなら、私が住むアバカリキでGloあたりがエリアを広げてくれるといいなあ。
我がどイナカのアバカリキにインターネット環境が皆無なので、この國全域で通信インフラが壊滅状態なのかと勘違いしていましたが、そういうことはなく、ラゴスで訪ねた現地企業、日本関係の機関すべてに、常時接続の環境がありました。私のバイト先だけが、外界とのコミュニケーション手段一切なしで、国際的な仕事をしようなどとしていたわけです。無謀もいいところの、井の中の蛙でした。
現地のある会社は、三畳ほどのオフィスに富士通のモバイルPCを一台置いているだけでしたが、このPCには、こちらのCDMA X1のキャリア「Starcom」のデータカードが挿さっていました。それだけで、このPCを持ったスタッフがクライアントのところに出向いて、その場ですべての作業をしてしまうというスタイルです。ナイジェリアったって、未開じゃない仕事をしている人はいるわけです。ぼくんとこは19世紀初頭ぐらいの仕事のスタイルですけど。文明開化前ですな。