Not Treo killer

え〜、これからチラシの裏の落書きをいたします。
Samsung SGH-i780Treoキラーではないと思います。用途も得意分野も全然違うんじゃないかと。
掌にすっぽりと馴染んで、手軽に片手で電車の吊革につかまったままメール入力ができて、ちっちゃくてスポッとポケットに放り込んでおけるTreo 750/750Vは、インフラのしっかりした都市の現代人の快適な生活にこそフィットしたデバイスではないかと思います。また一方で無線LANが付いてないですとか、CPUがSamsung製の300MHzで重いアプリは一切動かないし、マルチタスクにもあんまり適当でないとか、ハードな要求環境で使おうとすると、ストレスが溜まったり、そもそも使い物にならなかったりします。バッテリの持ちもよくないので、ちゃんと電源の確保できるところで使うのが望ましいです。
一方、i780の方は、使いやすいかどうかは別として、基本的に何でもできるように作られています。超強力なCPUとたっぷりのメモリが小さな筐体に詰め込まれていて、デスクトップパソコンに要求されそうなハードな要求にかなり応えられるようになっています。さらに、BT PANなどを使って、他のデバイスやラップトップと連携しても使いやすくなっています。異常なまでにバッテリの持ちもいいので、電源確保が難しいインフラ未整備の過酷な環境でも有利です。
しかし、一方快適という言葉とは縁がないデバイスともいえる気がします。豆粒のようなキーボードは入力できないことはないが、できればしたくない、と感じさせますし、オプティカルマウスも慣れるとはいえ、方向キーには敵わないでしょう。
つまり、誰が触っても「かわいいよ、かわいいよ」と、感じさせるTreoに対して、i780のかわいさはあくまで「異常!」、なのです。ちゃんちゃん。