無敵のUnited Mobile

国内ではほとんど携帯を使わないのに、海外では出張の度に数万円掛かってしまいます。最近ではプリペイドの現地SIMを契約しますから、VodafoneのSIMは待ち受け専用になっているのですが、実際のところ携帯料金の大半を占めるのがその待ち受けの着信料金です。着信料金だけは安くしようがないと諦めていたのですが、ここへきてコスト削減方法が見つかりました。

リヒテンシュタインの携帯キャリアが運営するUnited Mobileです。
http://www.united-mobile.com/
世界80ヶ国で無料着信でき、その他の国でも格安で発着信できます。ローミング対応地域は世界120ヶ国。Vodafoneの国際ローミングでは着信するだけで毎分100円以上掛かりますが、SkypeInの050番号からこのリヒテンシュタイン携帯へ転送するよう設定すると、Skype Outの料金およそ55円/分と、およそ半額で着信できます。アジルフォンからの転送なら03番号で着信できることになりますが、この場合は65円/分。ただし、アジルフォンの月額利用料500円には1000円分の無料通話がついていますから、ここから支払われることになる分、着信通話が100分を超えない場合、SkypeInの通話料別の月額500円より有利です。また、ブラステルの国際転送サービスを利用する場合は55-59円/円ですが、この場合は普段使っている03などの自宅番号で着信できるのがメリットです。

現在考えられる一番安く利用する方法は、Internetcalls.comの転送サービスでしょうか?
http://www.internetcalls.com/en/index.html
このサービスではリヒテンシュタイン携帯宛ての料金が12.6円/分なので、日本の誰かにこのソフトから掛けてもらうとそれだけで済みます。専用ソフトフォンを誰もが使ってくれるわけではないでしょうから、日本の番号で着信しようとする場合は、Internetcalls.comの無料VoipInサービスを利用して、ドイツかどこか、Skype Outなどが安い国の電話番号を取得し、その番号宛にSkypeInか、アジルフォンか、ブラステルを転送設定します。SkypeInを使う場合、Skype OutでInternetcalls.comのVoipIn番号に掛ける料金2.4円/分が加わるので、12.6 + 2.4 = 15.0円/分で日本の050番号で着信できることになります。