祖国の希望号EX600の使い道

愛国マシンEX600はいってしまいました。一瞬ともいうべき短い時間でしたが、私の心に鮮烈な印象を残しました。そして、疑問を残しました。――なんに使えばいいんだろう?


結論には早過ぎるんですけど、とりあえず…
EX600は国内で電話として使えないわけで、…それで、その代わりにPDAとして使うかどうかですが、画面が小さすぎ、少なくともこれで文章入力しまくる感じはしません。それに、QWERTYどころかテンキーすらついてない。メールマシンや原稿作成マシンにはなりえないと思います。
国内ユーザにとっては、ジャンルの近いマシンとしてまず、WILLCOMW-ZERO3が念頭に浮かぶでしょうが、PIM目的で使うにも、文章入力目的で使うにも、W-ZERO3にまるで敵いません。EX600がW-ZERO3にアドバンテージを持つといえる条件として、筐体の小ささというものがあると思います。スーツの胸ポケットにもすっぽり入ります。持ち運ぶという観点からは極めて優秀なマシンです。
さらに、デフォルトでA2DPを搭載し、BluetoothのVersionも1.2と高性能です。Bluetooth Head Setで音楽を聴くには最高といえそう。TCPMPの動作もJASJARよりいい感じでした。EX600は、W-ZERO3だけでなく、iPodに向こうを張って作られたマシンなんじゃないかという気がしました。iPodに負けない携帯性で、iPodよりもずっと、メディア再生に関してできることが多いのです。
もうひとつは、Skypeマシンとしての用途です。W-ZERO3JASJARと違って、EX600のSkypeは背面のスピーカーでなく、電話機レシーバーから音声を出力し、通話するように設定することができます。レジストリを覗いてみたら、Skype周りの設定を非常に丁寧に作り込んでいることが分かりました。私は時間がなくて十分検証できませんでしたが、できましたら、今後のテストユーザの皆さんにはメディア関係とSkype使用の検証を重点的にお願いしたいなあ。釈迦に説法で恐縮ですが。