たとえば

理屈では、ユーザ有志、つまり暗黒死ね死ね団が仲介して、BRULE、L&K、etc、限られた国内のデバイス販売会社に声をかけて、共同で出資してデバイス100台まとめて法人格でDoCoMoから購入することだって、できないことではない。たとえば、某社に関しては、一回の端末入荷で一機種を30台まとめて仕入れます。100台なんて、3社か4社集まればどうってことない。しかし、端末の仕様がこれでは、ぼくら自身がぜ〜んぜん欲しくないんだもんね。仲間に声をかけてたくさん売ろうなんて、まず思わない。100台が1500万円じゃなくて、500万円でもそうだってことです。

先日、暗黒博士がお話になっていたことで、すげー、と思ったのは、「日本語版なんか要らない。英語版の方が余計なものが入っていなくていい。MS-IMEやMUIがROMのスペースを無駄にしない分、AtokとFONTだけ焼いてもっといい環境ができる」と、言い切っていたことでした。暗黒勢力の力はすっかり、国内キャリアやベンダーを不要のものとするところまで自信をつけているってわけで。HTC Universal発売の時点ではそこまでのものはなかったよなあ、と思い起こしました。昨秋以来、ユーザ側も悩んで苦しんで、結果鍛え上げられています。以前の私たちは「DoCoMoが○○を出してくれないかなあ」「Vodafoneが××を出してくれないかなあ」と、夢見ていましたが、いざ、それが実現可能な時代が来てみると、自分たち自身がより進化してしまっていて、「○○に××を出してもらう」というような必要はなくなってしまった…これはすばらしいことだとも思います。