Hermesシリーズの謎

その1:MMS

HermesシリーズでMMSを自力設定(ごにょごにょごにょ)して自己責任で利用されている方もいらっしゃると思います。んが、暗黒博士が指摘されているように、閲覧時、メール作成時にCPU使用率が100パーセントに達したかのように、動作が重くなる症状があって、実用的に使うのは難しいケースもあったようです
http://d.hatena.ne.jp/Gzh/20060915#1158277899
http://d.hatena.ne.jp/Gzh/20060917#1158496305
http://d.hatena.ne.jp/Gzh/20060924#1159068831
一方、私もCHT9000の筐体、Dopod 838ProのROMなどでMMSの使用を試してみましたが、動作が重くなる現象は確認できませんでした。また、同志C氏がX01HTにMMSを設定して使用したところ、やはり同様の不具合は発現せず、軽快に使用できているということです。
じぃさんのケースと、私やC氏のケースとで、何が違うのか検証してみましたところ、こういうことだったみたい。

じぃさん:Atok for Pocket PCを利用
私   :Atok for SigmarionⅢを利用
C氏   :Atokを利用せず、標準のMS-IMEを利用

どうも、Hermes搭載のArcSoft製MMSスタックとAtok for Pocket PCが干渉するようです。試しに、C氏にAtok for SigmarionⅢを使ってもらったところ、MMSの動作に変化はなく、軽快だということでした。
HermesシリーズでMMSの動作の重さで悩んでいる方がいらっしゃったら、Atokを使わないか、SingmarionⅢ版に替えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、HTC Universalなど、他の機種では同様の問題は報告されていないもよう。

その2:Skype音声通話

HermesシリーズではW-CDMA回線でもSkypeの音声通話が良好にできる、という報告がネット上に多数ありますが、SoftBankX01HTについては、音声が途切れて使えない、という報告が複数あるみたい。
sside.netさんのところ…
http://www.sside.net/2006/10/skype.html
http://www.sside.net/2006/10/x01ht_1.html
X01HTだけ、Skype通話が使い物にならないよう、なんらかの手が加えられているのか?セットアップ時のインストールされるcabによって、あえてパフォーマンスが落とされている、という話もあります。未解明の謎です。

その3:Extended ROM Locked

X01HTのExtended ROMは、Unmountはできますが、Unlockは、これまでの方法ではできないんだそうです。中身を消しても、リセットすれば元に戻ってしまいます。これでは、ユーザにとってはメモリスペース10MBの損失ですね。なんとかならないものか?