CPU考

先日、MicrosoftとMarvell Japanが催した「Dila東京 Media Court」(http://arena.nikkeibp.co.jp/article/news/20070712/1001526/)で、図らずもPXA3XXシリーズがまだ1年以上先まで市場に出て来そうにないということを知りました。と、いうことは現状、まだIntel/MarvellのXScale PXA270がWindows Mobileに搭載される最強の心臓ということになるのでしょう。
AppleiPhoneに搭載されたという謎のSamsung製CPUは非常に高いパフォーマンスとバッテリ持続時間を両立させているようで、興味津々ですが、SamsungがHTCなどに提供している400MHzは、はっきりいって、Intel製に及ばない廉価版という感じがします。Samsung自身が自社製品には採用していないということですし。また、HTCが新機種に投入しようとしているQualcomm製384MHzの実性能も気になります。Intel製に匹敵するものであればいいのですが…
PXA270は2004年に量産開始された製品ですから、Windows MobileはOS自体が進化しても、心臓部はこの3年間、同じ製品を使い続けていたということになります。Windows Mobileは小型化や軽量化、単純な動作の速さではこの数年で進歩しましたが、汎用性という観点を含めた全般的なパフォーマンスではほとんど進歩がないのでは?個人的には2005年9月にJASJARが出てから、現在までこれを超える端末が出ていないと感じます。
来年、Windows CE6.0ベースのPhotonが市場に出てくるときに、PXA320搭載機も同時に出てくることになるのでしょうか?