ケニアにも定額GPRS

8年もナイロビで働いていた友人が、昨年末帰国したので、私とはアフリカを巡って入れ違いになってしまいました。その友人とメールでやり取りしていたら、あちらの方から…
「日本のモバイル、本当に遅れてるよね〜」
いわく、他社SIM受け付けない上に、海外の機種が使えないだとか、SMSも送れないなんて、イマドキ日本ぐらいじゃないの?
この友人はモバイル・オタクでも、ガジェット・マニアでもありません。若い(美しい)女性で、イマドキの人です。でも、ケニアではGSM携帯の定額GPRSを当たり前に使っていたそうです。そう、向こうにも定額GPRSがあって、彼女のような非ヲタの人の日常の通信手段として、普及していたそうです。そして、現地から帰ってくると、日本の携帯通信環境の不自由さに呆れかえってしまう。
日本でもちょうど、DoCoMoFOMA定額(?)を発表して話題になっていることを知りましたが、定額じゃないじゃんニセ定額じゃん。「一部定額」と表記しないと!少なくとも、アホ社長の中村がいってた、「す べ て の通信を定額に」は、真っ赤な嘘じゃん。SoftBankが追随しないがどうだという前に、何で誰もそういう嘘を指摘しないんでしょう?
月4200円で本当にあらゆる通信が定額になる上、驚愕の回線交換だった@FreeDは既存のどの会社のどのサービスよりも使えましたが、ネット上にはあんまり情報がありませんでした。なぜなら、業務利用者はブログなんか書かないし、ネット上のオタクはおもちゃとして以外の価値が理解できないから。
今回のDoCoMoの発表に、SoftBankだけでなく、Willcomも大喜びしているでしょうね。他のサービスと一切併用できない以上、FOMAのSIMを使う意味はあまりにも小さいし、だったら音声通話と併用できるWillcomの方がアドバンテージがあります。端末も、今のFOMAじゃ業務用途でドエスに敵わないでしょう。それに、FTPP2Pも使えないんじゃ、多くの会社は仕事にならないでしょう。イマドキ、国際感覚を持った進んだ会社はIMソフトで打ち合わせをするというのに。
3.6MbpsのHSDPAがいくつかの通信を規制しているというのは、香港でもそうですし、現代の業界の限界という気もします。しかし、せっかくSoftBankと違ってゲートウェイを別にしていながら、64Kにまで同じ規制をかけるとは!香港どころか、明らかに、ケニアにもナイジェリアにすら劣っています。もちろん、@FreeDの代替になんてなりゃしません。